2023年 SUPER GT 第5戦の決勝が鈴鹿サーキット(三重県)で行われた。2回のピットインでベストなタイヤ選択ができるよう、準備を万全に整えレースに挑む。8月27日(日)<決勝 71LAPS / 14:45〜>今回はスタートと2スティント目を山内英輝が担当する。山内はスタートダッシュを決め、好調に2番手以降との差を広げる。しかし路面温度の高さでタイヤの負担が増したため、想定より早い16周目にピットインし、高路温向けのタイヤで2スティント目を開始した。ハイペースで追い上げトップグルーブに追いつくが、このスティントも想定以上にタイヤへの負担はきつく、予定より早めの41周目に井口卓人へバトンを渡す。井口はコースイン直後からバトルを繰り広げ、順位を上げながらトップを目指していた46周目に、トラブル車両回収のためのFCYが運用され、その直前にピット作業を終えた2台に先行される。FCY解除後も井口は毎周タイム差を縮めるが、タイヤの摩耗も進み前車を追い越すまで至らなかったものの、粘り走りで3位表彰台を獲得した。なおGT500クラスの優勝は#16 ARTA MUGEN NSX-GTが、GT300クラスは#18 UPGARAGE NSX-GT3が制した。