2023年 SUPER GT 第4戦の決勝が富士スピードウェイ(静岡県)で行われた。台風の影響で不安定な天気予報で、天候変化に伴うタイヤ選択の戦略を練り、レーススタートを迎えた。8月6日(日)<決勝 100LAPS/ 13:50〜>今回のスタートは井口卓人が担当。スタート直前の雨によりウエットタイヤでスタートし順調に周回を重ねるが、路面の乾きが早く9周目に1回目のピットインを行い、スリックタイヤへの交換と給油をして送りだす。井口は安定したタイムで走行し、51周目、2回目のピットインでスリックタイヤを装着し山内英輝にレース後半を託す。順調に追い上げる中、61周目に破損車両回収のため赤旗中断になる。この間に雨雲が押し寄せ一気に路面はウエットとなり、全車ウエットタイヤでリスタートとなる。山内は11番手から残り30周を追い上げる。雨は止み残り13周あたりでスリックタイヤに交換する車両が出はじめるが、チームはウエットタイヤのまま最後まで攻めることを選択する。上位陣がタイヤ交換をはじめたことで、山内は一気にトップへ浮上する。ラスト8周を果敢に攻めたが、惜しくもスリックタイヤ勢に追いつかれ4位で最終コーナーを立ち上がったところ、後続車に接触され順位を落とし結果6位でレースを終えた。なおGT500クラスの優勝は#3 Niterra MOTUL Zが、GT300クラスは#11 GAINER TANAX GT-Rが制した。