WILLCOM R&D SPORT
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決勝レースレポート
第8戦:オートポリス(4.674km)
GT300
CAR No. 62
順位
タイム
ドライバー
QUALIFY#1
6
1'50.643
黒澤治樹
SUPERLAP
2
1'49.525
黒澤治樹
FINAL
1
1:56'13.041
60LAP
 
決勝 2006.10.14(日) 晴れ曇り コースコース:ドライ|60 Laps (300km)
チーム一丸で掴んだ、今季初勝利!

前日に続き、晴天となった九州のオートポリス。SUPER GT2007シリーズ第8戦は、絶好のコンディションのもと決勝の朝を迎えた。第6戦を3位、第7戦を2位と、優勝へのカウントダウンが続く♯62 WILLCOM ADVAN VEMAC 408R(以下♯62)。前日の予選では、2番手でフロントローを獲得。今季初優勝を飾るにふさわしい、最高の舞台は整った。

  朝のフリー走行でも2番手時計をマークし、好調を持続させる♯62。しかし、セッション中盤に、♯2プリヴェKENZOアセット紫電に接触されるというアクシデントが発生。接触は激しいものではなかったがハンドリングにやや支障をきたし、レースへの影響が懸念された。

  午後2 時、やや薄曇りに上空が変化する中、決勝はスタート。GT300クラスはスタートに混乱はなく、ポールの♯46 宝山DUNLOP Zはトップで1コーナーへ。♯62のスタートドライバー黒澤も、2番手グリッドからポジションをキープし、1コーナーをクリアする。なお、3番グリッドか らスタートした現在シリーズランキングトップの♯2は、1周目に♯13 エンドレスZにかわされ4位に後退した。
  レース序盤、上位はそれぞれ 1〜3秒の差を保ちながら、つかず離れずの攻防が続く。♯62の黒澤はマシンに朝のアクシデントの影響はないことを確かめると、スタートから全開でプッシュ、トップを行く♯46を追う。しかし、今回絶好調の♯46もそう簡単にはトップをあけ渡さない。僅差での攻防が続いた。
その後、19周目に5位〜7位の3台が多重クラッシュを起こし、3台は大きく後退。優勝は上位4台に絞られた。

  レースは1位から4位までが膠着状態のまま、中盤に突入。各マシンがピットインを行うタイミングが訪れる。その28周目、コース上で大きなアクシデントが 発生した。GT500のトップのマシンと、♯66 triple a ガイヤルドRG-3が激しくクラッシュ。コース上に両者、マシンを止めてしまったのだ。赤旗中断の可能性も考えられたため、ここでピットインを行うマシン が出てくる。上位では、3位の♯13、4位の♯2がこのタイミングでピットに入った。
結局このアクシデントは赤旗までには至らず、クラッシュが起 こった区間でイエローフラッグが出されたのみ。トップを行く♯46はその後、34周目にピットインする。これを見るや、♯62は、翌周ピットイン。今季こ れまで何度も順位を押し上る好アシストを見せているピットクルーは、優勝のかかったこの場面でもミスのない迅速な作業でその期待を裏切らなかった。そし て、全力でプッシュした黒澤からバトンを受け取った柴原は、トップでコースに復帰した。

  2位の♯46に約1秒の差でコースに復帰した ♯62。タイヤの暖まらないアウトラップでは背後に詰めよられるものの、エース柴原はなんとか守り切る。そしてその後柴原は、今回圧倒的な速さを見せる ♯46に対し、ラップペースで上回り始めたのだった。レースが後半に入ってくると、抜いてくる500のマシンや、抜かなければならない300の周回遅れが 常に交錯する状況になる。速さもさることながら、♯62と♯46との差はここに表れた。柴原はその場面を迎えるたびに集中力を削いで凌ぎ、徐々に♯46と の差を広げる。必死に追いすがる♯46だったが、柴原は振りはらうようにペースを伸ばし、走り抜けた。

  柴原は結局、最後まで2位との差を広げ続け、61周目には実に20秒の差を2位に築きチェッカー。ここまで果たすことが出来なかった、今季初優勝の瞬間をチームにもたらした。そして、狙い通りに最終戦でのチャンピオン獲得へ望みをつなげてみせたのだった。

  後半戦、♯62はすべてのレースで5位以上、そして3戦連続の表彰台で、しかも今戦は優勝と失敗のないレースで、圧倒的な強さを見せる。
ニューマシンの威力は、マシンのポテンシャルを上げただけではなかった。
チーム全員に、確かな実力と自信を与えていたのだ。

監督:本島 伸次
「この優勝は、理想通りの展開をみんなの力で成し遂げた結果です。決して運ではなく、実力をフルに発揮しての勝利だと思います。長くレースをやっていますが、こんな最高の展開だったことは初めてです。とにかく、チームみんなに感謝したいと思います。また優勝できた上に、♯2、♯101が上位でフィニッシュしなかったことはラッキーでした。最終戦にチャンピオンの可能性を残してくれたのですから。最終戦でももちろん、勝ちに行きます。」
ドライバー:柴原 眞介
「久しぶりの優勝ですし、とても嬉しいです。チームに感謝したいと思います。自分のスティントでは、アウトラップで♯46に詰められましたが、ピットクルーがプレゼントしてくれたトップなので、必死で守りました。その後は、500に抜かれる時よりも300の周回遅れを抜く時の方がラップタイムを落しやすいので、そこを集中して走りました。新車を投入してから流れが良くなって、トラブルもほとんどな出なくなりました。ミスの出にくい、安定したマシンのおかげです。最終戦はおそらくウェイトが一番重いマシンになりそうですが、チャンピオンの可能性も残っていますし、いいレースをしてみせます。」
ドライバー:黒澤治樹
「クルマの調子も比較的良く、安定もしていました。♯11もすぐに抜くことが出来ましたし、トップ2は速かったですが、あのまま行ければ何とかついて行けたのではないかと思います。ですから、余計にペナルティになったことがくやしいですね。自分の仕事は出来たと思いますし、その満足感はありますが、やはりチャンピオン争いになんとか踏みとどまりたかったですね。次は勝ちにいくしかないです。今年のチームの1勝は自分がいなかった時のものですし、また富士は自分も去年勝っているので、ぜひこのチームでも勝ちたいですね。」
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