WILLCOM R&D SPORT
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決勝レースレポート
第7戦:ツインリンクもてぎ(4.423km)
GT300
CAR No. 62
順位
タイム
ドライバー
QUALIFY#1
4
1'55.966
黒澤治樹
SUPERLAP
4
1'56.036
黒澤治樹
FINAL
2
1:58'31.253
59LAP
 
決勝 2006.9.9(日) 天気晴れコース:ドライ|59 Laps (300km)
勢いは止まらない。♯62、連続表彰台達成!

前日に引き続き、台風一過の影響が残り蒸し暑いままのツインリンクもてぎ。SUPER GT2007年シリーズは、このもてぎを舞台に、第7戦の決勝を迎えた。残りは3戦となり、♯62 WILLCOM ADVAN VEMAC408Rのシリーズチャンピオンは極めて難しくなっている。しかし、第5戦以降5位3位と調子を上げている#62には、今回、初優勝の期待がか かっている。予想以上に路面温度が上がったことで、波乱の予感もあるもてぎ。ここ2戦、大きなミスもトラブルもない♯62にとって、4番グリッドは、勝利 の可能性を充分感じさせるものだった。

午後2時、路面温度が45℃を超える厳しいコンディションの中、第7戦の決勝が開始された。オー プニングラップでは、2番グリッドの♯26ユンケルパワータイサンポルシェが、ストレートスピードを武器に早くも1コーナーで♯43ARTAガライヤを抜 き去り、そのままリードを築く。♯62のスタートドライバー黒澤は、直前に変更したマシンンセッティングが“当たり”であることを確認すると、スタートから全開でプッシュ。前の♯5クムホプロμマッハ号320Rを追った。しかし、やはりストレートでは周りのマシンに分があり、なかなかオーバーテイクチャンスを作ることは出来ない。 黒澤は 4位をキープし3位の♯5に数秒差で付けると、チャンスを待ち続けた。一方、トップの♯26はその後、一時56秒台をマークするなど2位以下より速いラップペースを連発。周回を重ねる毎にマージンを築いていった。
 
その後、レースが1/3あたりにさしかかっても、トップは変わらず♯26 が独走を続ける。♯62の黒澤は、じっと4位をキープ、チャンスをうかがいつつ慎重に、レースが動くことを待った。17周目には3位の♯5が、ペースを落 とした♯43を捕らえ2位に浮上。数秒後方で黒澤はその戦況を見つめた。

♯62がピットインを行ったのは、35周目。2位3位はすでに ピットインを済ませており、再び♯43が♯5の前に出ていた。その間もペースを落さなかった♯62はこの時、ピット作業のスピード次第で、一気に2位に浮 上する可能性を持っていた。監督の本島は♯43のラップタイムの推移を見て、このタイミングを決断したのだった。ただし、この作戦を成功させるためには、 ピットクルーが想定通りのスピードでピット作業を遂行させることが条件となる。そして、今季ここまで何度も順位を押し上げて見せた♯62のピットクルー は、ここ一番でもやはり完璧に仕事をしてみせた。ピットストップタイムは31秒と、ライバル達をはるかに上回る。このピットインは、代わった柴原を見事に 2位に浮上させた。
上位陣がすべてピットインを済ませると、トップは変わらず♯26。独走体制は変わらなかった。♯62の柴原は、♯43の前で コースに復帰し、タイヤの暖まっていないアウトラップでは♯43に執拗に背後から迫られるが、その猛追を振り切りチームの期待に応える。そして、全開で プッシュした柴原の走りは、その♯43を徐々に後方へと引き離す。数周後、ミラーから♯43の姿が消えると、今度はトップを行く♯26を視野に入れ猛然と 追っていくが、♯26もまたペースを落すことなく快走。10数秒あった差は、つめることはできなかった。

レースは59周を終了、いよい よチェッカーを迎える。優勝は、オープニングラップから最後まで一度もその座を譲ることのなかった♯26。今季初優勝を達成した。♯62は、ドライバー交 代から一度も気を抜くことなく柴原が全開でプッシュを続けたことによって、残り3周の時点でタイヤが限界に来ていたが、我慢の走りで、そのまま2位で チェッカーを受け、第6戦から連続となる表彰台を達成。また、ニューマシン投入後からの上昇気流を止めることなく、前戦の3位からさらに上位でフィニッ シュ。残り2戦での優勝の期待をさらに膨らませた。

厳しいコンディションの中行われたレースでありながら、上位陣には大きなミスも波乱 もなく実力勝負が繰り広げられた第7戦。残念ながら今回も初優勝が見送られた♯62だが、金曜日の練習走行から、すべてのセッションで上位に名を連ね、 レースでも予選のポジションを一度も譲ることなく、実力で2位まで順位を押し上げた。この強さは、今回どのチームにも見られなかったものだった。

監督:本島 伸次
「先にピットインしたガライヤのペースが上がってきて、うちは落ち始めたので、ガライヤの前に出るためには、あのタイミングしかなかったと思います。そして、ピットクルーもきっちり仕事をしたし、柴原選手も冷えたタイヤでよくガライヤを抑えたと思います。ポルシェ(♯26)にも何とか追い付いて、絡んで行ければよかったのですが、今日のポルシェの速さの前では、2位で上出来だったのではないかと思います。今日はドライバー、スタッフみんなきっちりレースをやったと思います。」
ドライバー:柴原 眞介
「このチームで2位は今までなかったので、トロフィーの棚がきれいに埋まったことは嬉しいです(笑)。トップとも、もう少し差が詰まっていればプレッシャーをかけることができたのですが、ちょっと届かなかったですね。チャンピオン争いは難しくなりましたけど、毎戦優勝を狙ってレースをやっているので、今季の残り2戦で何とか勝ちを掴みたいと思います。」
ドライバー:黒澤 治樹
「レース直前にセットを変えたので走る前は少し心配だったのですが、スタッフが完璧な仕事をしてくれたおかげで問題はなかったです。スタートからずっとプッシュしましたが、周りの方がストレートで速く、コース上で抜くことが出来なかったので、ピットと柴原さんが、後半逆転してくれることを信じて、離れないようについていきました。今日は、チームがトータルの力を発揮して掴んだ2位だったので嬉しく思います。でも、あくまで『勝つ』ためにレースをやっているわけですら、次こそは勝ってみせます。」
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