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予選レースレポート
第4戦:セパンサーキット(5.542km)
GT300
CAR No. 62
順位
タイム
ドライバー
QUALIFY#1
6
2'07.090
柴原眞介
SUPERLAP
3
2'06.818
柴原眞介
FINAL
14

49LAP
 
予選 2006.6.23(土) 天気晴れ コースコース:ドライ
前日の不調から一転、チーム力が3番グリッドをもたらす。

SUPER GT 2007シリーズは第4戦、唯一の海外戦であるマレーシアラウンドを迎えた。酷暑の中、熾烈に繰り広げられるバトルに挑む♯62 WILLCOM ADVAN VEMAC 408R(以下♯62)。期待された第3戦の富士を痛恨のノーポイントとし、ランキングも8位にまで落とした♯62、なんとしてもここで上位入賞しタイト ル戦線復帰を果たしたいところである。しかし、前日行われた練習走行で♯62は、舗装が新しくなりコンディションが変わったセパンの路面にタイヤを合わせ ることが出来ず、走り出しから不調。約4時間の走行で試行錯誤してみたものの、リザルトはクラス15位という想定外の結果となり、不安を抱えたまま、公式 予選の日を迎えていた。

  予選1回目が、午前11時に開始される。この時点でまだ、良い方向性を見出せてはいなかった♯62であったが、なんとしてもスーパーラップ進出を果たす10番手以内には残らなければならない。チームは、アタックをつとめる柴原のドライビングに賭けるしかなかった。

  GT300 クラスの占有走行が開始されると、数台がコースイン。暑いマレーシアではタイヤの暖まりが早いためか、序盤から好タイムが連発。まず、2’06.856と いう昨日のベストタイムを大きく上回るタイムをたたき出し、開始早々にトップに立ったのが現在ランキングトップの♯101 apr MR-S。そして♯33ハンコック NSCポルシェらが続いた。
  そんな中、開始から7分を経過しコースインした柴原は、まず1アタック目に2’07.581という、この時点で3位のタイムをマーク。翌周には2’07.090と削り、トップにコンマ3秒差という、予想を大きく上回るパフォーマンスを披露する。
セッションが終盤に入り、♯43 ARTAガライヤなど数台に割って入られたものの、目標であるトップ10をまずはクリア。♯62は占有時間を、クラス6位で終えた。

  混走時間帯に入ると♯62は、黒澤がコースイン。早々に基準タイムをクリアし、わずか4周で走行を終了すると、ドライバーを柴原に変え、ピットで待機す る。しかし混走で上位の順位は変わらずそのまま終了。♯62は暫定6位のまま予選1回目を終え、スーパーラップ進出を決めた。なお暫定ポールは、混走でさ らに2’06.665とタイムを伸ばした♯101が奪った。

  前日の不調を克服すべく深夜まで及んだメカニック達の作業の成果は、予選1回目で早くも実りを見せた。そして午後の予選2回目でさらにセッティングを煮詰め、スーパーラップに挑んだ♯62。ここでも午前を上回るパフォーマンスを、♯62は披露した。

  スーパーラップが開始され、3番目にアタックを行った♯13エンドレスADVAN 洗剤革命Zが2’07.344でトップに立ち、5番目♯62のアタックを迎える。このタイムをクリアしなければならないことはもちろん、さらに順位を上げ るためには、6秒台が必要であることを柴原は分かっていた。その確信を持って挑んだわけではなかったが、柴原はほぼノーミスで渾身のアタックを行う。目標 を上回る2’06.818をマークし、大きなリードを築きトップに立った。その後6番目、7番目は6秒台をマークできず、♯62のリードは続く。しかし8 番目の♯43がコンマ001秒♯62を上回り、♯62のトップは奪われる。そして最終アタックの♯101が、さらに上回る2’06.584をたたき出し ポールを決めた。♯62はおしくもポールを逃したが、目標通りスーパーラップで順位を上げ、3番グリッドを獲得した。
 
  前日は走り出し から不調を極めていた♯62。路面とタイヤとのマッチングという、根本的な問題を抱えていたことが原因であった。しかし柴原の、そしてチームの「もう後が ない」という執念がこれを乗り越え、3番グリッドという表彰台圏内からスタートする明日のレース。レースでもこの執念をもってすれば、セパンの猛暑、そし てライバル達に打ち勝つことが出来るはずだ。

監督:本島 伸次
「もう充分な結果ですね。みんなよく頑張ってくれたと思います。昨日は想定外に悪かったので、一日でここまで戻せるとは考えていませんでした。あとは決勝日朝のフリー走行で、どれだけタイヤをもたせられるセットを見つけられるかが勝負だと思います。セパンのレースはいつも全車後半バタバタになるので、前のミシュラン勢もどうなるかわかりません。うちは二人ともきちんと結果を出せるドライバーなので、いいレースができると思います。」
ドライバー:柴原 眞介
「昨日の走り出しの悪さから考えれば、今日は上出来だったと思います。マシンは、見違えるように変わりました。昨日遅くまで作業をしてくれたメカニック達に感謝したいと思います。今回のアタックは本来治樹の予定だったのですが、ル・マンでの疲れが残っていたので急遽変わりました。でも、明日は治樹に頑張ってほしい。どれだけ長い距離を走ってくれるかでタイヤチョイスも変わるし、そこが勝負のカギ。前のミシュラン勢が強いことはわかっています。でも、表彰台は死守してみせます。」
ドライバー:黒澤 治樹
「体調が100%ではなかったので、今回は僕がアタックする予定でしたが休ませてもらいました。その分明日は頑張りたいと思います。昨日の感じでは今日の予選は、かなり不安でしたが、メカニックが頑張って短期間で仕上げてくれて、車は良くなりました。そんなチームの総合力に後押しされて、柴原さんもきっちり結果を出したし、非常に頼もしいチームだと感じました。明日はスタートをつとめます。タイヤをいたわりながらも前を抜いて、きちんとレースを組み立てて、いいレースをやりたいと思います。」
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