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決勝レースレポート
第4戦:セパンサーキット(5.542km)
GT300
CAR No. 62
順位
タイム
ドライバー
QUALIFY#1
6
2'07.090
柴原眞介
SUPERLAP
3
2'06.818
柴原眞介
FINAL
14

49LAP
 
決勝 2006.6.24(日) 晴れ晴れ コースコース:ドライ|49 Laps (300km)
痛恨の2戦連続ノーポイント

SUPER GT唯一の海外ラウンド、マレーシアで行われる2007年の第4戦は決勝の日を迎えた。前日と比べ、少し涼しい朝となったセパンサーキット。時折パラつく 雨がレースでの波乱を予想させる。チャンピオン争いに踏み止まるためにもう後がない♯62 WILLCOM ADVAN VEMAC 408R(以下♯62)は、金曜日は15位止まりだったリザルトを公式予選で3位まで押し上げ、上り調子で決勝に挑む。この日午前のフリー走行でいかにタ イヤの耐久性を高められるセットアップを見つけられるかがカギになる、と考えていたチームは、そこでまずまずの感触を得ていた。

レースは やはり序盤から、波乱の展開となった。3番グリッドの♯62、スタートドライバーの黒澤はうまくスタートを決めるが、まず1コーナーで4番グリッドからス タートした♯13エンドレスADVAN Zにかわされる。マシンのフィーリングは悪くなかったがストレートに伸びがなく、ストレートでは後続にどうしてもかわされてしまうのだ。黒澤は熱いセパン でのタイヤライフを考えて、自らのペースを守る走りに徹した。そしてオープニングラップで早くも大きく順位を落し、8位。続く2周目にも3台にかわされ、 4周目にはとうとう14位と、ずるずる後退していく。そして燃料がやや軽くなった6周目、ペースを取り戻し、追い上げ体制に入った。

  GT300 クラスのトップ争いは、スタートから好ダッシュを見せ3位以下を引き離しワンツーを築いていたミシュラン勢の♯101 apr MR-Sと♯43 ARTAガライヤ。レースは、タイヤパフォーマンスに勝る2台の一騎討ちの様相となる。しかし9周目に早くも異変が起こる。♯43がコースアウトし、バリ アにクラッシュの後リタイヤ。これで♯101はトップ独走体制となった。

  ♯62は、その後安定した走行。上位がスピンなどで脱落する 中、徐々に順位を回復。9周目には11位まで順位を戻した。15周目には2分9秒台までペースが上がり、ここからポイント圏内復帰の期待が高まる。しか し、24周目、さらにペースが上回る♯47宝山DUNLOP Zにかわされ、27周にピットインを迎えた。
  そしてスタートポジションから大きく順位を落し戻ってきた黒澤に、♯62のピットクルーが絶好のアシストを行う。ライバル達よりかなり迅速なピット作業で、順位を7位まで押し上げ柴原を送り出した。

柴 原がコースインし2周後、♯62は、前に♯13、後ろに♯33ハンコックNSCポルシェを従えるという接近戦となる。この時2台よりタイヤの状況がいい ♯62は、混戦から抜け出るためにプッシュ。しかし、ストレートスピードで劣る♯62は、プッシュのためにはどうしてもコーナーをハードブレーキングで攻 めなければならず苦戦。さらにシフトも暑いセパンの影響か、入りづらくなってしまう。
36周目、コーナーでスピンを喫する。リアに♯33が接触し てしまい、マシンは破損。順位も9位にまで落としてしまう。破損は大きかったもののなんとか走り続けることは可能だったため、ここからはなんとかポイント 圏内を守ろうとする柴原だったが、44周目に今度はGT500のマシンに後ろから追突される。これで順位をさらに落し12位。47周目にもやはり GT500のマシンが左サイドに接触。チェッカー目前にもさらに順位を落とすはめになり、49周、14位でチェッカーを受けた。

  壮絶な大波乱のレースを制したのは、ポールの♯101。中盤一度はトップを譲ったものの、ピットインで再び返り咲き、チェッカーまでは安定した走行。今季2勝目、そして開幕から4戦連続の表彰台という偉業を成し遂げた。

  金曜日の泥沼の状況から、土曜日には奇跡的に上位進出。その勢いは今季まだ果たせていない表彰台を大いに感じさせたが、セパンで♯62はまたしても結果を 残すことが出来なかった。だが、チームはこれをジンクスなどとは考えない。この敗因を冷静に分析。第5戦に向け、新たなチャレンジを誓った。

監督:本島 伸次
「ダメでしたね。非常に厳しいレースでした。トップスピードが他とくらべて厳しい状況の中、黒澤選手も柴原選手もよく頑張ったと思います。単独で走る時はいいものの、競り合いになると、コーナーで抜くしかないし、無理をしなくてはならなくなる。酷暑のセパンでは、マシンとタイヤに大きな負担がかかってしまいました。勝負はあと5戦ありますので、マシン開発も含め頑張って、次戦も優勝を目指して戦っていきたいと思います。」
ドライバー:柴原 眞介
「せっかくピットクルーがいい仕事をして7位まで挽回してくれたので、何とかしたかったのですが…。とても申し訳ない気持ちです。ストレートでは抜けないし、無理してコーナーで突っ込んでみたのですが、シフトダウンが出来なくてはどうしようもありません。マシンは決して悪くなかったのですが、せっかくのグリッドを生かすことが出来なかった事が残念です。次戦は気を取り直して、新たにチャレンジするつもりで行きます。」
ドライバー:黒澤 治樹
「体調が悪かった自分の変わりに柴原さんが、頑張って獲ってくれた3位を守れなくて、すごく悔しい。まわりが落ちてくることは分かっていたし、うちはピット作業が速いので、自分のペースを守って走れば何とかなると考えていたのですが、追いついても抜けなかったですね。ミスがなければ表彰台までは行けたと思うので、そういう意味でも悔しいレースでした。ランキングは♯101が2勝でリードしていますが、僕達も2勝して追いつくチャンスはある。まだまだ諦めてはいません。」
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