WILLCOM R&D SPORT
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予選レースレポート
第1戦:鈴鹿サーキット(5.807km)
GT300
CAR No. 62
順位
タイム
ドライバー
QUALIFY#1
4
2'03.180
柴原眞介
SUPERLAP
6
2'04.232
柴原眞介
FINAL
5
1:44'18.470
48LAP
 
予選 2007.3.17(土) 天気晴れ コースコース:ドライ
6番グリッドから挑む2007年の初陣

2007年のSUPER GTは、いよいよ開幕を迎える。その開幕戦の舞台は鈴鹿サーキット。公式予選が行われるこの日の鈴鹿は、好天に恵まれるも吹く風は冷たく、まだまだ冬の余韻を残す。今季、チャンピオン候補の一角に挙げられている♯62 WILLCOM ADVAN VEMAC 408R(以下♯62)は、その実力を示すべく、全車ノーハンデで争われるこの初戦に挑む。

  前日の練習走行ではこれといったトラブルもなく、リザルトも上位に名を刻んでおり、順調にこの日の公式予選を迎えた♯62。この初戦では、まず「きっちりと結果を出す」ということを目標に掲げている。そして、その“結果”とはもちろん表彰台の事である。そのためには午前1回目の公式予選でトップ10に入り、スーパーラップに進出することは最低条件となる。アタックを行う柴原は、静かに予選開始の時を待った。

  予定より5分遅れの午前10時15分、公式予選1回目が開始される。GT300クラスの占有走行が始まると、まず♯101TOY STORY apr MR-Sが2’07.097でトップに立ち、すぐさま♯77クスコ DUNLOP スバルインプレッサが2’06.954で塗り替えるという、ラップタイムだけで見ると静かな序盤となる。このあたりの展開は、今日のこの気温の低さが影響しているのかも知れない。しかし中盤になり各車タイヤがあたたまり始めると、徐々に4秒台〜5秒台に入れてくるマシンが増えはじめる。そんな中、♯101 TOY STORY apr MR-Sが昨日のトップタイムを上回る2’02.923をたたき出し、2位以下を大きくリードする。
   
  開始からしばらく路面の様子を見ていた♯62は、7分を経過したころようやくコースイン。柴原はまずアウトラップから1周目は入念にタイヤを暖めることに専念、ワンアタックに賭ける。そのアタックラップ、♯101が刻んだ驚異的なタイムに対して、セクター1、2と上回る♯62。しかしセクター3ではわずかに及ばずタイムは2’03.180とこの時点での2位につける。
  しばらく膠着状態が続いていた2位以下だが、この♯62のアタックを引き金にバトルは激しさを増した。そして前評判の高かった強豪チームが、いよいよ本領を発揮し始める。まず♯2プリヴェKENZOアセット・紫電が、2’03.038と♯62をわずかに上回り、♯43 ARTA Garaiyaなどをからめ、2位以下が僅差でひしめき合う。そんな中、終了間際に♯13エンドレスアドバン洗剤革命 Zが2’02.536と、♯101を約コンマ4秒上回ることに成功し、大きなリードでトップに立つとGT300クラスの占有走行時間は終了した。その後GT500クラスの占有走行を終え、混走時間帯に入っても、タイムを伸ばしてくるマシンはほとんどなく、♯62も黒澤が基準タイムをクリアするに留まる。ここで1回目の公式予選はすべて終了。♯62は4位でスーパーラップに進出と、まずは目標を達成した。

  午後に入って行われた予選2回目で、♯62はスーパーラップでのセッティング確認のため柴原が1ラップのみを走行。多少のセッティング変更を行い、スーパーラップに備えた。

  午後3時、GT300クラスのスーパーラップが開始される。♯62のアタック順は7番目である。♯62がコースインを迎えるころ、トップは6番目にアタックした♯43 ARTA Garaiya。♯43はここでようやく前評判通りの実力を発揮し2’03.503を記録すると、アウトラップを終えた♯62がアタックに入る。柴原は♯43のタイムに対し、セクター1ではコンマ3秒、セクター2でコンマ1秒マイナスとし、順位キープはほぼ間違いないことを思わせた。しかし迎えるセクター3、ヘアピンから先でやや伸びを欠き、逆にコンマ3秒の遅れをとってしまった。結局♯62はトータルタイムで予選1回目を上回ることができず、2’04.232でスーパーラップを終えた。
その後波乱はおきず、上位陣は順当にタイムを削る。そして記念すべき2007年開幕戦のポールポジションは最終アタッカーである♯13 エンドレスアドバン洗剤革命 Zの手に渡った。 

  明日の開幕戦のレースを、3列目6番グリッドから挑む♯62。このチームには昨年の最終戦で見せた、ドライバー二人の粘り強い走りとピットクルーによる絶妙のピットワークが健在で、また、タイヤの耐久性にも自信がある様だ。表彰台はおろか優勝への射程距離としては充分であろう。
    

監督:本島 伸次
「ここ数年そうなのですが、第1戦でつまずいてしまうと、どうしても次戦以降ひきずってしまいます。そういう意味では、この初戦は『予選が6位くらいで、レースで3位以上まで順位を上げる』という想定だったので、今日の結果は悪くないでしょう。トラブルも出なかったですし、明日はドライバーもピットクルーもそれぞれの仕事をきっちりとこなして結果を出し、次戦以降につなげていきたいですね。スーパーラップでタイムが落ちた事が少々気になりますので、原因をきっちり調べて明日のレースに臨みたいと思います。」
ドライバー:柴原 眞介
「合同テストの結果からすると、今日は午前のタイムも含めいい感じだし、グリッドもまずまず順当だと思います。ただ近年、初戦ではいい思いをしていないので、今年こそは幸先のいいスタートと行きたいですね。ですから明日は順位がどうこうよりむしろ、チーム全員がベストの仕事をしてレースを終わらせたい。その中で、より多くのポイントを獲得することを目標にしたいと思います。」
ドライバー:黒澤 治樹
「マシンの開発を進めていく上で新たな問題も見つかってきているし、これからももっと開発を進めて、マシンもチーム力も上昇していかなければならないと思います。テストはライバル達の実力も手探り状態。いろいろと隠していることもあったはずです。この初戦でそれが初めてわかるので、チームもそれをきっちり見極めて改めて目標を定めることになるでしょう。とにかく、明日はチャンピオン獲得に向けて大事な初戦のレース。自分としてはこれまでと同じように、『一台でも多く抜く』というレ−スをするだけです。」
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