WILLCOM R&D SPORT
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決勝レースレポート
第7戦:ツインリンクもてぎ(4.423km)
GT300
CAR No. 62
順位
タイム
ドライバー
予選1
2
1'54.425
柴原眞介
予選2
2
1'54.569
柴原眞介
(スーパーラップ)
予選総合
1
1'54.569
柴原眞介
(スーパーラップ)
決勝
3
1'56.551
58LAP
黒澤治樹
決勝 2006.9.10(日) 晴れ晴れ コースコース:ドライ|58 Laps (300km)
タイトル争いに残った!表彰台を獲得!

昨日にも増して蒸し暑い気候となったツインリンクもてぎ。SUPER GT第7戦決勝の朝を迎えた。今季はじめて、ポールポジションからレースに挑む♯62 WILLCOM ADVAN VEMAC 408R(以下♯62)。危惧していた雨の兆候もなく、今季2勝目に向け、これ以上ない絶好の舞台が整った。

 午前中行われたフリー走行。柴原、黒澤の両ドライバーがドライブし、レースセッティングの確認が行われる。♯62はここでもトップタイムをマークするなど、好調そのもの。ここで20周走行し、新しく投入されたタイヤの特性も、ある程度つかむことが出来た。唯一の不安があるとすれば、ハードブレーキングが続くもてぎで、ブレーキの耐久性だけであった。

 午後になり、雲は消え強い日差しが降り注ぐ。気温も予想より高くなり、残暑厳しい中、決勝レースが開始された。
♯62のスタートドライバーは黒澤。黒澤はフォーメーションラップを終え、スタートをうまく決めると序盤からプッシュする。速いペースで2位の♯11 JIM CENTER FERRARI DUNLOPを引き離し、5周目には早くも3秒近いマージンを築く。しかし気温が高い影響か、この頃から♯62のタイヤはグリップを失い、その後は逆に♯11に迫られるという展開に急転する。8周目にはテール・トゥ・ノーズになり、そして迎える12周目、5コーナーでGT500クラスのマシンが絡んでくる。その一瞬のスキを♯11につかれ、とうとうオーバーテークを許してしまう。♯62は2位に順位を下げると、その後もペースが上がらない♯62は♯11に序々に離されてしまうばかりか、3位の♯110 TOTALBENEFIT GREENTEC BOXSTERにまでも迫られる。19周目には、V字コーナーでその♯110にもかわされ、3位となる。

 チームは、予定より早めのピットインを決断。♯62は21周を終えたところでピットへ向かう。クルーはミスなく作業を終え、代わった柴原を送り出した。この後ピットインした♯13エンドレスアドバンCCI Zは、速いピット作業と安定した走りで追い上げ、♯62は4位へと順位を下げた。

 レースは中盤にさしかかり、ほぼ全てのマシンがピットインを終える。コース上、トップを独走していた♯11はピット作業に手間取ってしまい、♯110に逆転を許す。しかし今度は♯110が39周目にヘアピンでスピン。グラベルからなかなか出ることができず、♯110は大きく順位を落とす。これで♯11はトップに返り咲き、♯62も3位へと再び浮上した。

 ハードタイヤで予定より長いスティントを走ることになった柴原だったが、ブレーキはやはり悲鳴を上げており、更にドリンクボトルは空という非常に苦しい状況を強いられる。しかし前を行く♯13は射程圏内。残りのレースが少ないことを考えればなんとしても2位まで順位を上げておきたい柴原は、チェッカーまでのすべての周回でプッシュを続けた。

 58周目でチェッカーを迎えた時には、♯13にあと6秒と迫ったのの、♯62はそのまま3位でゴール。相性の悪いもてぎで今季2度目の表彰台を獲得し、タイトル争いにギリギリ踏みとどまった。なお、優勝は♯11で今季初優勝となった。

残り3戦すべてで優勝争いをしなければ、全くタイトルの目がなくなってしまうという状況の中、まずはその最低条件をクリアした♯62。3位を獲得した結果、次戦ではウェイトハンデが課せられる。しかし、そのハンデを克服して何とか優勝争いをしなければならない。♯62のシリーズタイトル争いへの綱渡りは、あと2戦続く。

監督:本島伸次
「なんとか(タイトル争いに)首の皮一枚つながりましたね。気温が思っていたより高くなったことでタイヤに不安があったのですが、それがやはり的中してしまいした。それで早めにピットインさせたのですが、交代した柴原選手のドリンクがなくなる等、展開がどんどん苦しくなってしまいました。しかし、マシンもドライバーもスタッフもみんな、優勝争いをするチームにふさわしい働きをしました。次戦のオートポリスでもいい結果が出ることを信じています。」
ドライバー:柴原眞介
「ブレーキが利かない上に、この暑さの中、治樹がドリンクを全部飲んじゃって(笑)、1滴もないという過酷な状況の中、自分の仕事はできたと思います。『13号車だけは絶対抜いてやる』と思い、必死で走りましたよ。次のオートポリスはハンデ(性能調整)があるかどうかで大きく違うので何とも言えませんが、泣いても笑っても残りは2戦。与えられた条件の中で、出来るだけのことをやるだけですね。」
ドライバー:黒澤治樹
「柴原さんがポールを取ってくれたので、今日は何としても2位以下を突き放してバトンを渡そうと1周目からプッシュしていたのですが、本当に悔しいです。タイヤのことはしょうがないですね。次のレースこそは、『黒澤のおかげで勝てた』と、スポンサーさんやファンのみなさん、チームに言ってもらえるレースをしてみせます。」
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