WILLCOM R&D SPORT
レース結果一覧
参戦概要
過去のレース実績
ドライバープロフィール
レースクイーンプロフィール
決勝レースレポート
第3戦:富士スピードウェイ(4.526km)
GT300
CAR No. 62
順位
タイム
ドライバー
予選1
2
1'43.180
柴原
予選2
4
1'43.058
柴原
(スーパーラップ)
予選総合
4
1'43.058
柴原
(スーパーラップ)
決勝
1
1'44.761
102LAP
 
決勝 2006.5.4(木) 晴れ晴れ コースコース:ドライ|102 Laps (500km)
強者の証、富士の500kmを制した♯62

 5月4日、ゴールデンウィークの中日となるこの日は晴天で気温も高くなり、絶好の行楽日和となる。富士スピードウェイは大観衆で埋め尽くされ、SUPER GT 2006年前半戦の天王山となる 第3戦の決勝にふさわしい舞台となった。4番グリッドから今季初優勝を狙う♯62 WILLCOM ADVAN VEMAC 408R(以下♯62)。500kmのレースを制するためには戦略面をはじめとする、チームの総合力は不可欠。前日おそくまで続いた決勝へむけてのチームミーティングは、この日どういう結果をもたらすのか。

午前のフリー走行、今回新スペックのタイヤを投入している♯62は、金曜日ドライで走れなかったこともあり入念な走行を行う。マシン自体はすこぶる好調、しかしその肝心のタイヤについては確信を得ることが出来ない。予想以上に上がった路面温度と500kmという距離。これがどう影響するのか、レースだけが答えを知ることとなる。

 13時50分、決勝のスタート時刻を迎える。今回最初にステアリングを握るのは八木。八木は最初から全力でプッシュすることを決め、4番目のグリッドについた。
 500kmのレースは長く、何が起こるかわからない。ローリングスタートが切られたその1コーナーで、いきなり多重クラッシュが発生する。♯62は幸い巻き込まれることはなかったが、回避した際に、1つポジションを落としてしまう。続いて2周目、同じく1コーナーでトップの♯2 Privee Zurich・アップル・紫電がコースアウト。さらに♯2はドライブスルーペナルティを受ける。3周目にもう一つポジションを落としていた♯62だが、これにより再び5位へ。そしてトップから4〜5秒差のまま序盤は、5位をキープ。2度のピット作業を含めたこれからの戦略次第で、優勝の可能性を充分残すタイム差を守った。

一方、♯2の戦線離脱によりトップになった♯11 JIM CENTER FERRARI DUNLOPはその後ペースが上がらず、5周目に♯26トモタイサン エンドレスGT3Rにかわされると、そのままズルズルと後退していく。♯62も14周目にその♯11を捕らえ、スタートポジションにもどすことに成功。そして八木はプッシュを続け、ジリジリと前とのタイム差を詰めると24周目、ついに♯46吉兆宝山DEREZZA Zをかわし3位に浮上した。

ところが32周目、最初のピットインを翌周に迎えるというときだった。アクシデントが♯62を襲う。コカ・コーラコーナーを通過している時、破損したマシンの破片が目の前に飛んできたのだ。一瞬迷う八木、しかしレースはまだ3分の2以上も残っている。八木の判断は、リスクを最小限にとどめるためこれを避ける方だった。ラインを外し、コースアウトを余儀なくされる。この間、数台にパスされここまで守り続けたポジションを明け渡すこととなったが、この判断が正しいことを八木は信じ翌周ピットイン。エース柴原に逆転を託す。

バトンを受けた柴原は、作戦通りにこの第2スティントをソフトタイヤでプッシュ。失った順位を取り戻すべく、決死の走りを見せる。柴原は45秒台前後の速いペースで次々と、前方の車を追い上げていった。

そしてピットインが一巡した46周目、♯62はリザルト上7位まで順位を上げていた。1ピット作戦を採るチームがこの中に含まれるため、実質スタートポジション近くまで戻したに等しい。レースは中盤に差しかかり、1ストップ勢もピットインを終えた。♯62は4位、しかもトップとのタイム差はわずかに6秒のところまで追い上げている。エースの走りは再び、優勝の望みをもたらした。

柴原の目には優勝しか見えていなかった。レースは残り約40周、前にペースの遅い車がいたことで♯62はトラフィックにかかる。このままでは優勝の可能性が遠ざかる。柴原は予定より早くピットインすることを決断、チームに無線で伝えた。そして62周目に最後のピットに入った♯62はメカニックたちの迅速な作業により、前を行く♯11をかわすことに成功する。

そして、レースは終盤を迎える。すべてのピットインが終わっていない中、実質のトップは1ストップ勢の中で唯一、ペースを落とさなかった♯19ウェッズスポーツセリカ。
♯62は実質3位のところにいる。残りは約30周となり、優勝に手がとどくギリギリのタイム差にいた。ところがここにきてドラマが起きる。前の2台にアクシデントが相次いだのだ。72 周目、まずは実質の2位を走る♯46がクラッシュしマシンを破損。すぐにピットインし修復にかかるが大幅なタイムロス。そして、♯19もその翌周クラッシュ。こちらは戦列復帰が不可能な状態となる。これでオーバーテークすることなくトップに躍り出た♯62、チームのここまでの努力が、今回初めて幸運を呼んだ。そして最終ラップとなる102周まで独走状態となり、見事に悲願の今季初優勝を達成したのだった。

2005年春、クラスチャンピオン挑戦を決意しGT300へと復帰を果たした♯62。一年以上にも及ぶいばらの道は続いたが、ようやく、これまでの努力が報われる結果を得た。しかもそれが富士の500kmであったことは、ただの1勝ではなく強いチームの証を示す1勝といえる。そして、結果が出ないながらもここまで着実にチームが進化していたことを、この日初めて誰もが知ることとなった。

監督:本島伸次
「決して力でねじ伏せたわけではなかったですが、これこそがレースに勝つということなのです。予定通りのことを、チームのみんながキッチリやった結果としてついてきた優勝なのだと思います。でもこれがきっかけでチームはまた、強くなれる。それが一番の収穫ですね。タイヤも今回うまく使いきることが出来ましたし、次のレースからもぜひ上位へ行くレースをやりつづけたいと思います。」
ドライバー:柴原眞介
「戦略面、ピット作業、今日はすべて良かったですね。2スティント目を短くして、ソフトで行って順位を上げるという作戦は最初から決めていたのですが、3スティント目は(ソフトかハードか)ギリギリまで迷いました。ですがソフトで何とか、ペースを落とさず走りきることが出来ました。次のセパンも好きなサーキットですし、車もVEMACに合っているので楽しみですね。必ず上位でフィニッシュしたいと思います。」
ドライバー:八木宏之
「今日は地元のレースということで、大勢の関係者の方が応援に来てくださいました。みんなの前で初優勝が飾れて、本当に嬉しいです。しかし、32周目のスピンは自分のミスといえばミス。せっかく安定して走ることができていたので、今後はこういった迷いをなくさなければと、反省しています。この優勝でランキングも一気に上がりました。残り6戦、今後もチャンピオンを狙うチームにふさわしい戦いを続けていきます。」
プレビュー レースプレビュー
予選レースレポート 予選レースレポート
決勝レースレポート 決勝レースレポート
チームフォトギャラリー チームフォトギャラリー
レースクイーンフォトギャラリー レースクイーン
フォトギャラリー
壁紙 壁 紙