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第1戦:鈴鹿サーキット(5.807km)
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| 2'04.595 | | 柴原 |
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| | 柴原 (スーパーラップ) |
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| | 柴原 (スーパーラップ) |
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18位 | 2'07.172 45LAP | | |
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2006.3.18(土) |
曇りのち雨 コース:ウェット |
明暗を分けた雨のスーパーラップ
2006年のSUPER GTがいよいよ開幕を迎えた。昨年までの岡山国際サーキットとは異なり、今季は鈴鹿サーキットが開幕戦の舞台となる。つまりこのサーキットを得意とする♯62 WILLCOM ADVAN VEMAC 408R(以下#62)にとって、いきなり結果を求められる場面が訪れたことになる。歴代VEMACの中で最も進化したバージョンの408Rと、2004年GT300クラスチャンピオンの八木宏之を新たに加えた布陣で、チームは3月18日、初戦の公式予選を迎えた。
前日のフリー走行を、総合8位とした♯62。進化したマシンと最高のセカンドドライバーにより強化を図れた反面、♯62には開幕前に主催者より50kgの特別ハンデが課せられていた。テスト走行が不足している上さらなる受難を強いられ、イメージ通りのスタートとはいかない。しかしGT300クラス再チャレンジ2年目を迎え、昨年の屈辱をバネにチーム力でここから一歩でも前進すべく団結したチームは、この日の午前の公式予選に臨んだ。
曇り空の鈴鹿サーキット、午前9時50分に2006年開幕戦、予選1回目がスタートした。GT300クラスの占有走行が始まると、各車一斉にコースイン。♯62エース柴原もマシンに乗り込み、このセッションは開始からアタックに入る。そして最初にターゲットタイムを出したのはその柴原。2'04.714という前日のトップリザルトを上回るタイムを叩き出すと、翌周には2'04.595とさらに伸ばす。序盤は♯62のタイムを上回る車はない。しかし開始から10分過ぎ、♯110 TOTALBENEFIT BOXSTERが2'04.500とトップを塗り替えることに成功する。♯62はそのころピットに一旦戻りドライバーを八木にスイッチ、再びコースインする。残り10分で基準タイムを出すことが役割である八木は、その任務に徹する。
一方コース上ではこの占有セッション後半、タイムアタックがヒートアップ。まず今季の話題をさらった♯2 Privee Zurich・アップル・紫電が3秒台に入れると、続けて♯13エンドレスアドバンCCI Zがそれを上回る2'03.707をたたき出しトップを奪う。その後♯77雨宮アスパラドリンクRX7が4位に食い込むなどし、占有走行終了時♯62の順位は5位となった。
GT500クラスの占有走行が終わると、混走セッションの20分間を迎える。スーパーラップ進出の望みを繋ぐべく、各車コースイン。しかし上位陣に変動はなく、タイム更新を果たした車も殆ど見受けられない。そして10分過ぎにGT500の車がS字コーナーでクラッシュ、一時赤旗中断となる。数分後再開となるが相変わらず順位の変動はなく、そのまま公式予選1回目は終了した。このセッションで暫定トップに立ったのは、テストから順調にきた♯13となった。
♯62は、柴原が序盤出したタイムに好感触を得たのか、この時間帯のセッションを敢えて走行せず、マシンをセーブすることを選択する。それはVEMACデビュー以来、エースドライバーの座を一度も譲ったことのない柴原の、ここ一番の走りにより得たマージンだった。そしてこの作戦が午後のスーパーラップ、そして明日のレースに好影響を与えることをチームは願った。
午後になり、予想よりやや早めの雨が落ちてきた。雨脚は強く、午後のセッションはウェットコンデションで間違いない。そして予選2回目の始まる14時になっても雨脚は衰えることなく、セッションは開始された。
その後のスーパーラップに挑む♯62柴原は、このセッションが始まるとウエットタイヤを装着し、いち早くコースに飛び出す。しかしここはインストレーションラップにとどめた。
GT500クラスによる予選2回目が終わると、いよいよスーパーラップが開始される。雨脚は変わらずコース上ところどころに川を作る。波乱となる確率が高い中、♯62は明日のグリッドでの上位ポジションを目指し、6番目のアタックを待った。
そして波乱は訪れた。止まない雨の中、時間が経つほど路面コンディションは悪くなる一方、アタック順にタイムは悪くなる傾向となる。そして2番目にアタックを行った♯46吉兆宝山 DIREZZA Zが出した、2'20.858をその後どのマシンも上回ることが出来ない。しかし、もしコンマ一秒でも更新することが出来ればポールポジションは確定的。そんなチーム、ファンの期待を背負った♯62柴原は、6番目にコースへ入った。
しかし、アタックに入る前の周にトラブルは起こった。ダンロップコーナーを通過する際、川に乗ってしまった♯62は、スピンを喫しグラベルへ。アタック前であるため、自力で復帰できれば事なきを得たものの、自力復帰はならずアタックの権利を失ったのだ。この♯62のトラブルをかわきりに、その後の上位陣も苦しいアタックが続く。結局路面状況の悪さがピークに達した時、アタック順を迎えた♯62はその運命に泣くはめとなってしまった。
2006年、初戦のポールポジションを獲得したのはそのまま♯46吉兆宝山 DIREZZA Zとなった。
そして無情にも、GT300クラスのスーパーラップが終了すると雨はその勢いを止めた。
開幕戦レースを、9番グリッドから挑むこととなった♯62。しかし実力順とはなっていない上位グリッドの中で、明日のレースは激しいオーバーテイク合戦となるだろう。レース戦略によっては、♯62初戦表彰台も充分可能。モチベーションを落とすことなくチームは、なおも雨の降り続く鈴鹿を後にした。
2005年シーズンはこの鈴鹿で、雨による激戦の末幕を閉じた。そして2006年も同じ鈴鹿で雨による波乱の幕開けとなった。
監督:本島伸次
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「今日、午前の予選はすごくいい感じでいけました。レースに備え、ギアをいたわるためにラップ数を抑えることも出来ました。午後は雨になりタイヤ特性の違いの中、5位をなんとかキープ出来ればと願っていたのですが、残念な結果でした。明日のレースは果敢にオーバーテイクを仕掛けて順位を上げるよりも、無理をせずきっちり走りきることを目標にします。その方がより上にいくことが出来ると読んでいますから。」 |
ドライバー:柴原眞介
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「スーパーラップは、最も路面状況が悪化した状態でのアタック。それでも何とか順位をキープするため、少しでもタイヤをあたためようとしたことでミスが起こりました。明日は今季初のレースです。ライバル達のこともまだわかっていないし、八木君ともはじめてのコンビ。しかも天候も不安定ということで展開が読みづらいのですが、先々週のテストでの課題もクリアしているし、午前のドライ走行の感触も悪くなかったので、去年出来なかった『レースをきっちり終わらせる』という目標を果たしたいと思います。」 |
ドライバー:八木宏之
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「車のバランスはすごくいいですし、チームスタッフも一生懸命頑張っているので充分明日への手ごたえは感じています。明日のレースはデッドヒートになると思います。スーパーラップの波乱ですぐ前に速い車がいて、オーバーテイクは簡単ではありませんが、自分にとってはこのチーム初のレース。声をかけてくれた本島監督に『選んでよかった』と言ってもらえるような戦いをしたいと思います。そしてその自信はもちろんあります。」 |
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