R&D SPORT 2005 トップページへ
Team R&D SPORT
参戦概要
速報&リザルト
フォトギャラリー
過去のレース実績
ヒーローインタビュー
レースクイーン
イメージ
レースレポート
ROUND5<Twin Ring MOTEGI>
第5戦気温ツインリンクもてぎ:4.801379km
GT300 予選1 予選2 予選総合 決勝
CAR No. 62 順位 14 14 14 10
タイム 1'56.111 1'56.526 1'56.111 1'58.107
ドライバー 柴原 柴原 柴原 柴原
予選2005.9.3(土)天気晴れコースコース:ドライ

後半戦最初の難関MOTEGI。攻略ならず。

 第4戦後、約一ヶ月のインターバルを終え、SuperGT2005シリーズは第5戦をツインリンクもてぎで迎える。前半戦は開発が発展途上だったこともあり、目標の表彰台を果たせなかった♯62 WILLCOM ADVAN VEMAC 350R(以下、♯62)。このインターバルの間、その出遅れた穴を埋めるべくチーム一丸となり更なる開発に臨んだが、このストップ&ゴーが連続するMOTEGIは350Rがやや苦手とするコース。車自身のポテンシャルはその努力により上がってきたものの、この日の予選はやや不安を残していた。

 9月3日(土)、午前の公式予選一回目を定刻通り10:05に迎える。
この第5戦より予選のシステムが変更となり、これまでは午前の予選で上位10台、午後の予選で続く2台、計12台がスーパーラップ予選に進出することが出来たが、今回から午前の上位10台のみとなる。また10位以下の順位もここで決まってしまうため、昨日のフリー走行を12位で終えた♯62にとって、この占有、混走の計40分の時間帯は大切な局面。予断を許さないセッションとなる。
好天に恵まれたこの日のもてぎは、厳しい残暑。路面温度は午前中から40℃を上回った。
GT300の占有時間が始まると、先の読みにくい路面状況に序盤から積極的なタイムアタックが行なわれる。♯62柴原もまた、この日は開始と同時にコースへと飛び出した。
 コース上、まずは昨年のMOTEGIを制した♯43ARTAガライヤが、75kgのハンデを背負いながら、1'55.482をマーク。トップに立ち、ターゲットタイムとなる。この後♯31吉兆宝山MR-Sが同じく55秒台のタイムで迫るが、トップタイムを塗り替えることは出来ない。すると数分後♯43は1'55.052とさらにタイムアップを果たし2位以下を突き放す。
以後上位に順位の変動がないまま終盤を迎えると、ここで♯46Dream Cube Zが1'54.105と驚異的なタイムをマーク、あっさりトップを奪うとそのまま占有時間は終了した。
 ♯62は柴原が同じく序盤から積極的にアタック。3周目に1'56.111とその時点での4番手に立つが、その後タイムアップは果たせず植松にスイッチ。そのまま14番手まで順位を下げ占有時間を終えた。
 GT500の占有時間が終わり、混走時間帯を迎える。しかし、路面温度はますます上昇。ここでタイムアップするマシンはほとんど見られない。♯62も柴原がふたたびステアリングを握りアタックを敢行するものの、タイムを上げることはかなわなかった。午前11:05、公式予選1回目は終了。♯62の最終順位は14位となり、スーパーラップ進出を果たすことは出来なかった。
 結局、唯一の54秒台をたたき出した♯46が2位以下を大きく引き離し、トップのまま公式予選一回目は終了となった。

 14:15に始まった午後の予選は、15分間の占有走行のみとなる。スーパーラップに進出する車は、そのワンアタックのセッティング確認の為の走行となる。そして進出を果たせず、明日の14番グリッドがすでに決まっている♯62は、その短い時間、セッティングを少しでも向上させるために費やした。午前を終えた時点ですでに、目は明日のレースへ向けられていたのだ。ここから考えなければならないのは、決勝で順位を上げることのみ。この日の走行可能な時間が終わるまでチームは力いっぱい戦った。

 その後、行なわれたスーパーラップでポールを奪ったのは、ここでも脅威のタイムをたたき出した♯46だった。

監督:澤田稔
澤田イメージ「ここまで開発は進んだものの、やはり苦手なMOTEGIということで、午前はスーパーラップ出場を目標としていましたが、コースインのタイミングを誤ったことで、わずかにコンマ2秒の差でスーパーラップに行くことが出来ませんでした。作戦ミスということで悔いが残る予選でした。しかし、すべてにおいて苦手なわけではなく、いい部分ももちろんあります。その特性を活かして、明日の決勝ではポイントを少しでも多く獲得する為、作戦を練りたいと思います。」
ドライバー:柴原眞介
柴原イメージ 「予選システムが変わったこともあって、チームで考えた作戦だったのですが、結果的にベストなアタックができなくて残念です。10位以内のタイムは出せると思っていましたから。チームも努力して、色々と新しいことを試しているのですが、まだ結果が出ないという状況です。でも明日のレース、予想は雨。もし雨になればあとはドライバー次第。オートポリスのテストで雨の感覚は掴んでいますし、何とか上位進出できるよう頑張ります。」
ドライバー:植松忠雄
植松イメージ「第4戦以降リア部分を大きく変えたのですが、大掛かりな分やることが多く、セットを決めきれませんでした。車自体は前より乗りやすくなったのですが、タイトなコーナーが苦手な車なのでその部分で今日は、MOTEGIに合わせきれませんでしたね。でもレースに向け、見出せたものもありますし明日の天気次第では、ピット戦略などチーム力でなんとか上位に行くことは可能です。どんでんがえしを狙います。」
決勝2005.9.4(日)天気晴れコースコース:ドライ|63Laps (302.486877km)

冷静なレース戦略がポイントをもたらす。

 Super GT2005年の後半戦最初のレース、第5戦決勝の朝を迎える。舞台となるツインリンクMOTEGIは昨日に続き蒸し暑い。当初の天気予報は雨。上空には所々に厚い雲も見られたが、雨の気配は感じられない。14番手のグリッドから午後のレースを迎える♯62 WILLCOM ADVAN VEMAC 350R(以下、♯62)。チームは雨によるどんでん返しでの上位進出の可能性はもう考えない。実力で上位を狙うことに集中する。

 午前のフリー走行を順調にこなし、決勝レースに向けてのセットアップは順調で、トラブルらしきものは見られない。あとはレース戦略と、ピット作業、そしてドライバーの走りに委ねられるレースとなる。

 14:00、予定通りレース開始を迎える。14番グリッドに並んだこの日のスタートドライバーは植松。セパンを彷彿とさせる路面温度42℃というコンディションの中、「とにかくオーバーテイクを」。自身が課した今日のテーマに対し集中力を高める植松に、その暑さは感じられない。そしてフォーメーションラップを終えると、ローリングスタートを切った。

 コース上、スタートの波乱はなく、昨日の予選で驚異的なタイムのポールを奪った♯46Dream Cube's Zが、序盤から2位以下を引き離しにかかる。また2位以下の上位もほぼ予選順位のままでレースは進行した。

 一方の♯62植松は、そのオープニングラップでアクシデントに見舞われる。前を走っていた♯77クスコインプレッサが他車にプッシュされスピン。リアバンパーを破損し、その破片をコース上に落としたのだ。直後を走っていた植松は、この状況に「まだ序盤、もし踏んでパンクしてしまったら・・・」。冷静な判断を下し、あえてラインを外したことで3台に先行を許すものの、果敢に勝負を仕掛けていった。先ずは前方の♯47CCI Zが射程圏内。しかしストレートスピードに差があり、なかなかチャンスに恵まれない。ならば、と5コーナーのブレーキングで勝負をかけ、オーバーテイクに成功する。その後も次々と攻める植松は、ピットインする26周までに、ポイント圏内を狙えるポジションまで順位を上げていた。

 その後、順調にピット作業を終えた#62はコースに戻る。ここから先は、ゴールまでのバトンを受けた柴原の走りにゆだねられる。クールスーツのトラブルで、暑さとの戦いも加えて強いられた柴原だったが、柴原もまた冷静だった。「自分の責任周回の中で最高の結果を残す」と肝に銘じ、終盤に備えペースコントロールを心がける。無理にプッシュをしなかった柴原の判断は間違っていなかった。終盤になり、タイヤの磨耗に苦しむライバル達。残り6周で♯0M-TEC NSXが1コーナーでコースアウトするなどし、作戦通りに♯62のポジションは上がっていった。

 そしてチェッカーを迎えた♯62の最終順位は10位。決して満足のいく状態でない車と、得意でないMOTEGIで貴重なポイントを獲得したのだった。
残りは3戦、今日のレース、戦略とドライバーの力で予選より順位を上げ、目標のポイント獲得が出来たことは、開発がより進むであろう次戦以降に希望を繋ぐものとなる。

 なお、この日優勝を飾ったのは♯46Dream Cube's Z。終始その快調なペースを崩すことなく、ポールトゥウインを決めた。

監督:澤田稔
澤田イメージ「予選順位から考えて、今日は追い上げのレースになるのはわかっており、その中でポイントを獲れたことは、しっかりレースが出来たということです。ミスも多少あって反省点もありますが、それらは今後を考えると良い材料としていけます。チームにとって決してベストではありませんが、今日はいいレースだったと思います。次の富士はテクニカルで攻略も難しいと思いますが、次戦ではさらなるレベルアップを目指します。」
ドライバー:柴原眞介
柴原イメージ 「今回もクールスーツが使えないということで、アイスノンタイプのスーツを着て行ったのですが、10周目以降は逆に熱源になってしまい、非常につらかったです。バトンタッチしてからの序盤、あと1秒くらいはペースを上げることが可能だったのですが、後半タイヤがつらくなることを考えて、コンスタントなペースを守りました。そしてその結果、ペースを上げすぎた車が後半スピンする中、順位を上げることができました。今日の自分の仕事は出来たと思っています。次の富士は2週間後なので、ほぼ今の車の状態で走るしかありませんが、精一杯戦いたいと思います。」
ドライバー:植松忠雄
植松イメージ「車的に辛いコースということはわかっていましたが、柴原選手にバトンタッチするまでに最低でも3〜4台は抜こうとレース前から決めていました。本当はもっと早い段階で行きたかったのですが、みんなストレートが速いので、苦労しましたね。車は徐々にですが、よくなっていますし僕もVEMACに慣れてきました。あとはチームワークを強化して、次のレースではより上位に行きたいです。富士はMOTEGIと違って、もっと攻めていけると思います。」